プロキシサーバーとは何か

プロキシサーバーの種類、使い方、そしてプロバイダーを選ぶ際に考慮すべきポイントなど、プロキシサーバーの基本を学びましょう。プロキシサーバーを上手に活用するための秘訣を学び、セキュリティ、パフォーマンス、アクセシビリティの強化に活用しましょう。
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プロキシの仕組みを理解し、自分に合ったプロバイダーを上手に選ぶ方法を学んでいきましょう。

このガイドでは次ような項目について解説します。

  • プロキシサーバーとは。
  • プロキシサーバーの種類。
  • プロキシサーバーのプロバイダーに求めるべきこと。

プロキシサーバーとは

プロキシサーバーとは、クライアントと目的のサイトの間を仲介するサーバーです。通信の橋渡し役として機能し、クライアントのIPアドレスを隠すことでセキュリティとプライバシーを強化できます。 

クライアントがウェブサイトにHTTPリクエストを送ると、プロキシサーバーがまずそのリクエストを受信し、クライアントに代わって目的のサイトにリクエストを転送します。リクエストの送信先のサイトはプロキシサーバーにレスポンスを送り、プロキシサーバーが受け取ったリソースをクライアントに転送します。 この手法を取ることで、目的のサイトにリクエストをプロキシサーバーからのものと認識させることができ、これがクライアントの個人情報を保護するのに役立ちます。

このメカニズムには、次のように様々な利点があります。

  • キャッシュによるパフォーマンスの向上
  • IPブロック、CAPTCHA、ユーザー追跡の回避。
  • 地域制限のあるコンテンツへのアクセス。
  • 帯域調整と通信頻度の制限を回避。
  • セキュリティ強化。

プロキシサーバーの種類

プロキシサーバーはセキュリティの向上やプライバシーの保護、ネットワークパフォーマンスの最適化など、様々な目的で利用することができます。プロキシサーバーには様々な種類があり、それぞれに異なった特徴があります。それらの特徴に応じ、いくつかのカテゴリーに分類されます。

以下で、最も人気のある種類のプロキシサーバーを見てみましょう。

IPアドレスの場所による分類

ユーザーにどのようなIPが割り当てられるかを基準にすると、以下のように分類できます。

  • データセンタープロキシ: このタイプのプロキシサーバーはデータセンターでホストされており、インターネットサービスプロバイダー(ISP)や居住地に関連付けられていないIPが使用されます。高速ですが、使用されるIPリストが特定可能なため、すぐにサイトに検出され、ブロックされる可能性があります。
  • 住宅用プロキシ:このタイプのプロキシには実際の住宅用デバイスに割り当てられたIPが使用されます。特定の場所からの通常のIPアドレスとして表示されるため、高い匿名性を保つことができます。住宅用プロキシは、地域制限がかかっているサイトにアクセスしたり、ボット対策をすり抜けたりするのに最適です。
  • ISPプロキシ:このタイプのプロキシでは、ISP(インターネットサービスプロバイダー)が提供する固定住宅用IPが使用されます。ISPプロキシは高速で、セキュリティや信頼性も高いため、SEOモニタリング、ウェブサイトの閲覧、市場調査などに最適です。
  • モバイルプロキシ:このプロキシでは実際のモバイルデバイスから取得したIPを使用します。匿名性が高く、モバイルデバイス向けに設計されたアプリケーションやサイト、コンテンツにアクセスするのに便利です。

詳細はプロキシIPタイプガイドでご覧ください。

IPローテーションの有無による分類

上述のプロキシは、固定IPを提供するか、時間が経過に応じて別のIPに切り替わるによってさらに分類できます。

  • 静的プロキシ:リクエストに使うIPが同じものに固定されています。このタイプのプロキシでは、セッション全体を通して安定した一つのIPを提供します。これは、特定のIPを使用した操作を実行する必要がある場合に便利です。
  • ローテーションプロキシ:接続ごと、特定期間ごと、もしくは特定数のリクエストを送るたびに、IPアドレスが動的に変更されます。このタイプのプロキシを使うと、ボット対策プログラムやスクレイピング対策システムによる通信頻度の制限を回避できるため、目的のサイトにその都度別のユーザーとして認識されたい場合に最適です。

アクセス形態別の分類

ユーザーに提供するアクセス形態に応じて、次のものがあります。

  • 共有プロキシ:複数のユーザーが同じサーバーに同時にアクセスします。このタイプのプロキシは利用料金が低く設定されており、一般的なサイトの閲覧や機密性の低い情報の処理に向いています。一方で、多数のユーザーが同じプロキシを共有しているため、信頼性が低く、パフォーマンスにも影響が出る可能性があります。
  • 専用プロキシ:1人のユーザーに専用のサーバーを割り当てます。共有プロキシよりもパフォーマンス、信頼性、セキュリティの面で優れています。一般的に、専用プロキシは、専用のリソースを必要とするタスクや、機密情報を含むタスクに取り込む際に便利です。

匿名性による分類

プロキシサーバーは匿名性の高さに応じて3つのレベルに分けられます。

  • 透過型プロキシ(レベル1):このプロキシは目的のサーバーにIPアドレスを公開し、さらにプロキシを使用していることを伝えます。透過型プロキシはユーザーのデバイス上で設定する必要がないため、広く使われています。匿名性が保証されておらず、主にキャッシュまたはコンテンツフィルタリングに使用されます。
  • 匿名型プロキシ(レベル2):このプロキシは目的のサーバーにIPアドレスを公開しませんが、プロキシが使用されていることを示すヘッダーが追加される場合があります。そのため、ある程度の匿名性はありますが、高度なプロキシ対策を施すことで、これらのリクエストは検出できます。
  • エリートプロキシ(レベル3):クライアントのIPアドレスをを新しいIPに書き換え、HTTPヘッダーから識別情報をすべて削除します。最高レベルの匿名性が保たれ、IPを完全に隠しつつ、プロキシ関連のヘッダーを付けずにリクエストを送れます。エリートプロキシはボット対策プログラムによって検出される可能性が低いため、最大限の匿名性が求められるシナリオに適しています。

プロトコル別の分類

動作するISO/OSIレイヤーを基準にすると、次のように分類できます。

  • HTTP/HTTPSプロキシ:アプリケーション層で動作し、HTTPトラフィックとHTTPSトラフィックの両方を処理します。このタイプのプロキシはHTTPリクエストやレスポンスを仲介、フィルター、変更することができます。
  • SOCKSプロキシ:トランスポート層で動作し、HTTP、FTP、SMTPなどの様々なプロトコルを処理できます。柔軟性が高く、ファイアウォールを介したトラフィックのルーティングや、HTTP以外のトラフィックを必要とするアプリケーションによく使われます。
  • SSLプロキシ:TLS(トランスポート層セキュリティ)への接続用ゲートウェイです。データを復号化し、再暗号化することで、HTTPやHTTPSのプロキシより高度な匿名性を提供します。 詳細については、SSLプロキシに関する記事をお読みください。

SOCKSプロキシとHTTPSプロキシの違いを学びたいという方は当社の比較記事をご覧ください

プロキシサーバープロバイダーに求めるべきこと

プロバイダーを選ぶ際に、考慮すべき大切なポイントがいくつかあります。これらのポイントを意識にして精査することで、自分のニーズに合った信頼できるサービスをしっかりと選べるようになります。 

以下にプロバイダー選びの際に考慮すべきポイントをまとめました。

1.様々な種類のサーバーが用意されている

業界トップレベルのプロキシサーバープロバイダーは、様々な種類のサーバーを用意しています。これは多様なサーバーを用意することで、地域制限のあるコンテンツへのアクセス、ウェブスクレイピングの実行、個人情報の保護、広告認証の処理など、様々なユースケースに柔軟に対応できるためです。 

通常、プロキシプロバイダーはデータセンタープロキシ、住居用プロキシ、ISPプロキシ、モバイルプロキシなどが用意されています。同時に、共有サーバーと専用サーバーも両方保有しており、さらにそれらを通して様々なレベルの匿名性を持つ静的IP、ローテーションIPも提供されます。 

また優秀なプロバイダーは様々な種類のプロキシに加え、大量のIPを保有しており、それらの中から自分に合ったものを選択できるようになっています。できれば、数百万のIPを保有しているプロバイダーがいいでしょう。大量のサーバーを持つプロバイダーは、大規模なサーバープール全体にユーザーベースを分散できるため、信頼性やパフォーマンスが高いと考えられます。

また、これらのプロバイダーでは幅広い種類のプロキシとIPが用意されているため、速度やIPの場所、トラフィックタイプ、セキュリティ要件などを考慮し、自分のニーズに合った最も効果的なプロキシとIPを選べます。

2.価格プランの違い

信頼できるプロキシサービスには価格と機能が異なる複数のプランが用意されています。プロキシ業界で提供されているサービスにはいくつかの種類があります。その中でも最も人気があるのは次のようなものです。

  • 従量課金制プラン:使用したプロキシトラフィックのGBに応じて課金されます。このタイプのプランはデータ使用量が予測可能な場合や、使用した分だけを支払いたい場合に最適です。
  • サブスクリプションベースのプラン:このタイプのプランでは月額または年額の固定料金を支払うことで、特定のレベルのサービスにアクセスできるようになります。価格は機能と帯域制限により変わります。
  • カスタムプラン:大規模な企業のニーズに合わせてカスタマイズされる特別なサービスです。通常、専属のアカウントマネージャーがサポートを担当し、契約に基づいた特定の制限が課されます。 

予算とニーズに合ったプロバイダーを見つけるには、価格体系を確認することが重要になります。プロバイダー選びでもう一つ重要になるのは、無料トライアルの有無です。無料トライアルがあれば、有料プランに加入する前にプロキシサーバーを試してみることができます。 

3.世界中にまたがるインフラストラクチャ

評判の良いプロキシプロバイダーは広範囲の地域をカバーするため、人口の多い6大陸すべてにサーバーを設置しているはずです。サーバーを世界中に分散することにはいくつかの利点があります。 

まず、世界中にインフラを設置することで、様々な国、都市、地域のコンテンツやサイトにアクセスできるようになります。サーバーを戦略的に多くのエリアに置くことで、世界中のローカルIPを取得できます。これにより、地域制限を回避し、地域固有のコンテンツにアクセスしやすくなります。

2つ目は、パフォーマンスと速度が向上することです。サーバーを地理的にユーザーの近くに置くことで、プロバイダーは遅延時間を最小限に抑えることができます。それにより、接続速度が速くなり、プロキシ使用時の体験が改善されます。

3つ目は、インフラストラクチャが広範囲に展開されていることにより、安定性を高まり、サービスが中断されにくくなります。例えば、ある場所のサーバーで問題が発生したり、ダウンタイムが発生したりしても、問題なく別のサーバーに切り替えることができます。

通常、プロバイダーが管理するプロキシサーバーの数が多いほど、パフォーマンスと信頼性が向上します。またそれにより、そのプロバイダーにユーザーの様々なニーズを満たし、シームレスな体験を保証しようとする姿勢があるということが分かります。

4.信頼性と可用性の高さ、アップタイムの長さ

信頼できるプロバイダーは、ダウンタイムを最小限に抑えるシステムを備えた堅牢なサーバーインフラストラクチャを持っています。これには例えば、冗長サーバー、ハートビート監視、潜在的な問題に迅速に対処するための予防的メンテナンスアプローチなどが含まれます。

トッププロバイダーのプロキシサーバーは、ほとんどいつでも速度を落とすことなくアクセスできるようになっています。高い信頼性で定評のあるプロバイダーのプロキシには、安定して効率よく接続できます。

ただし、アップタイムが長くなければ、高い信頼性を確保することはできません。そのためにはサーバーが99%以上の時間、稼働していなければなりません。これにより、プロキシを確実に稼働させ、サービスの中断を最小限に抑えることができます。

アップタイムを保つためには可用性の高さも不可欠です。可用性とは、いつでもプロキシサーバーにアクセスできることを意味します。優良なプロバイダーは、ユーザーが必要な時にいつでも自社のシステムにアクセスできるように優先して取り組むものです。

5。対応の早いテクニカルサポート

特にプロキシに慣れていないチームにとって、プロキシに関連した作業は時に難しいものとなります。そのため、スムーズに作業を行うためには、テクニカルサポートが必要になります。

プロバイダーを選ぶ際は、問題に効率良く対処できるテクニカルサポートチームが24時間365日対応してくれるところを選びましょう。そういったプロバイダーでは、地理的な場所やタイムゾーンに関係なく、専門家チームがいつでもサポートを提供してくれます。懸念事項がある場合や、問題が発生した場合、知識豊富なサポートチームに迅速にを対応してもらう必要があります。

さらに、電子メールやライブチャット、サポートチケットなど、様々な方法で連絡できる会社でなければなりません。問題が発生した際に自分がどのような状況にいるか、どこにいるのかはわかりません。そのため、こちらが利用できる手段で連絡できることも重要なポイントになります。

業界トップのプロキシサーバープロバイダーであれば、事後対応型のサポートに加えて、ドキュメント、チュートリアル、ビデオ、ブログ投稿などの学習用資料も提供しています。こういったナレッジベースには自己解決用のソリューションが豊富に用意されてあり、それを利用することで、プロキシの世界についての理解を深めることができます。

まとめ

この記事では、プロキシサーバープロバイダーを選ぶ際に考慮すべきポイントについて説明しました。世の中にはプロキシプロバイダーが多数あり、すべてのプロバイダーをチェックするのには数か月かかることもあります。さらにそのすべてが無料トライアルを提供しているわけではないので、試してみるとなると多額の費用がかかるでしょう。そんな問題を解決してくれるのがBright Dataです。

Bright Dataは世界最高のプロキシサーバーを管理しており、フォーチュン500企業を含む20,000社以上のお客様にサービスを提供しています。Bright Dataでは次のような様々な種類のプロキシを提供しています。

  • データセンタープロキシ — 77万を超えるデータセンターIP。
  • レジデンシャルプロキシ — 7200万以上の住宅用IP。
  • ISPプロキシ — 70万を超えるISP登録済みIP。
  • モバイルプロキシ — 700万を超えるモバイルIP。

最も優れたウェブスクレイピングサービスの1つとしても知られており、IPローテーションやロケーションフィルタリング、そして必要な機能が完備されたスクレイピングAPIも提供しています。 

Bright Dataは広大なグローバルネットワークと広範なIPプールを保有しており、それにより高い信頼性、可用性、パフォーマンスをお客様にお約束しています。サポートが必要な場合は、お客様より高い評価を受けているカスタマーサポートチームが24時間年中無休で対応し、複数の手段を通じてサポートを提供します。

全体として、Bright Dataはこのガイドで説明したあらゆるポイントから見ても優れており、現在利用可能なサービスの中でも最高のプロキシサーバーベンダーの1つとなっています。

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